Netflixで昨年末配信の始まった「今際の国のアリス シーズン1」を全話通して見てきました。
ネットフリックスに入って半年ほど立ちますが、国内のオリジナルコンテンツが来るたびにワクワクしています。全裸監督のようなネットフリックスの尖った感じが好きな私ですが、主演の山崎賢人さんと土屋太鳳さんを見てよくある邦画感を感じ少しガッカリでした。ですが、毎日のようにログインするTOPページに何度も表示されると流石に見てしまい、1話終わってまた1話と全話見てしまいました。
見て感じたのは、良かったかなのレベルでネットフリックスの他のオリジナルに勝る感じは個人的にはありませんでした。
撮影技術は正直すごい
まず、撮影手法とかは「すげー」と驚かされました。
1話目で誰もいない渋谷の駅前が出てくるのですが、渋谷に10回程度しか行ったことない感じの私としては完全に本物だとだまされてしまいました。特に改札入るあたりシーンが一番感動したシーンで、ちょうどあの改札やトイレを利用したことがありリアルなんだと思ってました。「何時に撮影したんだろうとか?」とか「周囲には実は人はいるのかな」とか想像しながら見てました。あとでネットの記事等で撮影場所は渋谷ではないというのを見て、さらに驚きました。(たしかこの場所のニュースも、結構前に見たような・・・) CGも混ぜてということでしたが、この辺りがこのドラマの1番の見どころですね。やはり。(そういう意味では1話がピーク)
途中に出てくるトラやクロヒョウはVFXという技術を使ってすごいリアルに表現されているようです。質感は凄い。けどなんか違う!?とずっと違和感を持っていました。凄い襲ってくる感じとか怖いんだけど、ディスカバリーチャンネルとかで見る動物の野生の襲い方とかとなんか違うなーと思ってました。動物だけど人工的な感じがしましたね。
アクションもかっこいい
7話目の実は男のクイナさんと武闘派との一騎打ちの戦闘シーンがあるんだけど、これは素直にかっこいいと思った。水着の女優さんが戦闘しているので、少しいやらしい目線で見ていたところは正直ありますが、戦闘シーンの立ち振舞がとにかくかっこ良くて見方を改めたほどです。ちなみに水着の女優さんは朝比奈彩さんという女優さんだそうですが、他で見ると美人さんな方でしたが、あのシーンでは確実にかっこいいという印象しかなかったです。戦闘シーンは他にも、2話目の武闘派リーダーと敵の戦闘とかもかっこよかったですね。あまりネット記事とかではあまり語られてなかったけど、個人的にはここも推したい一つである。
ネットニュースとかでも話題の土屋太鳳さんの演じるウサギのアクションももちろん凄いと思う。マンションの飛び移りのシーンなんかも見事でしたし、しかも本人が演じられたということで更に感心した。マンションの飛び移りも落ちそうな感じの飛び方でなく、余裕でいけるなぁって感じで飛び移ってるのわけですよ。マンションの飛び移りなんて初の経験を余裕感だして飛べるなんて、演技だとしたら最上級に凄いじゃないか。とこれらのアクションには凄く魅せるものがあった。
全体的な話は既視感
ここまでは結構良いところを語ってきましたが、「今際の国のアリス」って原作自体どうなの?ってところはありました。数年前に流行った?いわゆる生き残りゲーム系の話で、「人狼ゲーム」とか「神様の言う通り」とか、当時はアマプラで何本も見た記憶があって、そこと大きな差はないなぁ。海外の人とかからすれば新鮮なのかもだけど、個人的には既視感たっぷりで話としては面白いとか感じることはなかったです。
グロすぎるのは勘弁
このドラマ頻繁に殺されるシーンが出てくるのですが、やたらとグロ表現を誇張しているような感じがして個人的には嫌いでした。怖さを演出するためかと思うのですが、もう少し別の演出もあったほうがいいのではと思うんよね。こういう演出好きな人が多いのかもしれないけど、グロってうわ~って思うだけで入り込めなくなるので個人的には好きではないです。
なんだかんだで2期も期待している
思うところはいろいろあるけど2期が始まればすぐに見ると思います。既視感はありますが、続きが気になりますし、次はどんな感じでくるんだろうとか気になりますね。2期はアクション(体力面)だけでなく、頭脳戦もかっこいいと思えるようなシーンがあったら最高だなと思います。