雑記

万年筆の選び方

万年筆を選ぶ理由

デスクワークの皆さん、筆記具にこだわりがありますか?

デスクワークの方だけでなく、社会人の方には筆記具にこだわって欲しい。

特にお勧めしたいのが万年筆だ。

そんな私が万年筆をお勧めするのは次のようなエピソードがあったからだ。

数年前、たまたま隣の上司に承認の署名を貰いにいったときのこと

その上司がさらっさらっと署名を万年筆で書いてくれた。

私が「万年筆ってめずらしいですね。」と聞いたところ

「部下がきちんと作った文章に適当なペンで署名するのも失礼なので」

と気をつかって下さった。

心遣いにも感銘を受けたが、気持ちを文房具で表現していることに感動した。

例えとして正しいかはわからないが、大切な場には正装を着ていくように、大切な署名にはそういう文具をもっているのも必要なのかもしれない。

実際、国家の代表の条約等の調印の署名には万年筆が使われる。

元アメリカ大統領オバマさんもモンブランというメーカーの万年筆を使うことで有名でした。

私は一国の大統領でも会社の管理職でもありませんが、きちんとした文具として万年筆をもち、いつかあの上司のようになりたいと思う。

そして、その日の夜から万年筆選び始めました。

万年筆の選び方

万年筆といってもいろいろな種類がある。

ブランド・ペン先の細さ・デザイン・サイズ感を基準に選べばいい。

ブランド

老舗の多くのメーカーがあるが最初は以下のメーカを知っておけば十分だ。

モンブラン(montblanc)
ペリカン(Pelikan)
クロス(CROSS)
ラミー(LAMY)
ウォーターマン(WATERMAN)
プラチナ萬年筆(PLATINUM)
パイロット(PILOT)

このうち、プラチナとパイロットが日本のメーカーだ。

国内メーカーと海外メーカーではペン先の細さが異なるので、

ここだけ覚えていてほしい。

ペン先

材質・・・ペン先の材質は金(14金・18金等)・金メッキ(鉄)・ステンレスなどがある。

金と金以外で大きく分かれて、金は柔らかく滑らかに描くことができる。

細さ・・・極細[FE]・細字[F]・中細[MF]・中字[M]・太字[B]などがある。

メーカーによって同じ細字でも太さは異なる。

個人的な印象だが、海外メーカーの極細は日本のボールペンの太めくらい

国内メーカーの極細はボールペンの細字くらいの感じ

普段使いをするのであれば、材質は金で細さは極細が適切でしょう。

デザイン

万年筆のデザインはいろんなものがある。

選びきれないほどの種類が存在し、どれもかっこいい。

これだけは、おススメがないので是非自分に一番あう物を選んでほしい。

サイズ感

万年筆はサイズがまちまちだ。

上の画像はペリカンのスーベレーンという万年筆だが、M300~M1000それぞれサイズが異なっている。自分の手のサイズと用途に応じた万年筆サイズを選ぶのも重要だ。

インクも選べる

万年筆の素敵なところのもう一つに吸引式のインクがあることだ。

色彩豊かなインクがそろっている。下はKobeINK物語のインクのサンプル。

 

このインクのうちどれを使うのか選ぶのも、非常に面白い。

さらに、インクのボトルは飾っておくとお洒落なインテリア雑貨にもなる。

練習用の万年筆

さて、ここまで来たところで万年筆・インクを選んでほしいが

どちらも結構いい値段になる。全部集めると数万円なんてことも多々ある。

万年筆自体使ったことないという人も多いと思うので、買う前に使ってみたいという方はKakunoという入門用の万年筆を使ってみて欲しい。

kakunoにはインクカードリッジが付属しているので、そのまま使うことができる。

これで万年筆の使い方がわかってくるはずだ。

万年筆に少し慣れたら、インクを入れてみればいい。

コンバータと自分の好きなインクを買ってくる。

そうすると、kakunoでそのインクの色で字が書けるようになる。正式なコンバータの型番はCON-40↓

 

厳選した一本を一生使い続ける

ここまでくると、次は本格的な万年筆を買うぞというところ。

選ぶときは、一生使い続けられる万年筆を一本厳選して購入してほしい。

私も高い万年筆を買うまでに、なんとなく数千円の万年筆を何本か購入していた。

しかし、どれも違うと使用を途中でやめてしまっていた。

そこで、もう一度厳選しなおし、今の万年筆に出会った。

値段は一番高額だったが、使用感は非常良く、愛着も沸き、数年間使い続けている。

万年筆は自分の相棒なので、何度も買い替えることはしない方がいい。

一生を添い遂げるような万年筆を吟味して選んで欲しい。

私のおススメについても紹介していますで、よかったら見て下さい。

 

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